夢をカタチにする東大阪のチカラ

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金剛鋲螺株式会社

代表取締役 辻本康則様
代表取締役専務 久保圭司様

  • 東大阪ブランドに申請した理由を教えてください

    以前から東大阪ブランドは知っていましたが、これまでは商品を対象に認定されていましたので、ねじを製造する弊社とは合わないと感じていました。申請した年に「ヒストリー・プラス」という区分ができ、創業から71年、六角ボルトを作り始めてから63年ですし、東大阪に移ってからも60年近く経ちますので、認定されることでねじが東大阪の地場産業だという認知が広まるのではと申請しました。

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  • 東大阪ブランド認定について反響はありましたか

    昨年5月に認定いただいて、その後、認定式の様子が市政だよりなどに掲載されました。業界内では弊社をご存知の方は多いのですが、これまで知られていなかった広い層に私どもの会社や製品のことをPRしていただく機会となり非常にありがたく感じています。初対面の方に「おめでとうございます」を声を掛けていただくこともあり、自分たちの思っていた以上に東大阪ブランドの価値があると再認識しました。

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  • 製品の強みはどこにあると思われますか

    この地域にはねじのメーカーが数多くあり、六角ボルトでいうと昭和30年代〜40年代初め頃のピーク時は、全国の6割〜7割をこの地域が占めていました。当時は輸出をメインにする企業もありましたが円高になったことで数が減り、弊社は国内向けの商品が多かったものですから今も続いています。創業当初から品質面では他社に負けない、少しでもいいものを作ろうと取り組んできました。JIS規格の中には上・中・並があり、弊社では鉄道会社や電力会社、産業機械向けに「上」のボルトを60年間作っていますので、その実績を評価いただけていると思います。ISO9001は1995年に、日本のボルトメーカーでは一番早く取得しました。ねじ業界全般においても2番か3番目です。

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  • 今後の目標を教えてください

    自社ブランドの「ダイヤ菊水印」をつけている商品は売り上げの6割程度で、4割はお客様の仕様で作る受注生産です。その割合は維持しながら、両方を伸ばしていければと思っております。規格品を作っていますのでオンリーワンとはいきませんが、1個1個受注生産で金型から起こして作っている品物もありますので、弊社でしか作れない特殊なものを伸ばしていきたいです。

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  • これからモノづくりに携わろうとしている若い人たちにメッセージをお願いします

    モノづくりに少しでも興味を持っていただき、モノづくりの会社に入って達成感や楽しさを経験していただきたいです。ドラマでは、ねじの会社といえば中小企業で悲惨な状況で描かれることが多いですが、決してそういう企業ばかりではないし、元気な企業もたくさんあります。ねじというのは「産業の塩」と我々は考えており、さまざまなところで使えますし、社会からのニーズがある訳ですから、そのニーズがある限りはずっと作り続けていける。時代の最先端をいく商品でもサイクルの早いものはあり、そう考えたら我々は60年前に作られた商品を今も作り、社会からも必要とされている。ねじはそういう商品ですので、決して捨てたもんじゃない、明るい未来があると感じていただければと思います。

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会社概要

金剛鋲螺株式会社

産業の塩といわれるネジ、そのネジの中の『六角ボルト』を安定的に、かつハイレベルな品質で生産し、わが国の基幹産業に提供しています。ISO9001、14001はいち早く取得し、多様化するお客様のニーズにお応えしています。

577-0016 東大阪市長田西3-5-1
TEL :
06-6744-3257
FAX :
06-6744-2188

認定製品

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