
東大阪ブランド推進機構は、東大阪市が進める「メードイン東大阪ブランドCI運動展開事業」を推進することを目的に平成14年12月に組織された団体です。


株式会社西敬
西村 社長
時代の流れを見据えて求められる製品、また、使いやすい自社製品を製造している(株)西敬の西村社長からお話を伺いました。

当社は、祖父が「文具の進歩と調和」を掲げ、文具卸として大阪市で創業しました。そして昭和62年から受発注と倉庫機能を東大阪市に置き、徐々に下敷きや透明シート、定規など文具販売の幅を広げ、「イカリボシブランド」として世間では広く知られるようになりました。現在では、多くの様々な商品を扱っておりますので、名前を上げるとキリが無いですが、身近でわかりやすいところで例をあげると、試験対策等で学生がよく単語を記憶するために持ち歩く、赤い下敷きや太陽観測用の黒い下敷きなどは、当社の製品です。

当社には、アイデア商品が数多くありますが、東大阪ブランド認定製品である「マイティクリップ」もその一つです。厚手の生地の服などに固定することができる分離型のクリップ製品として、今から12年ほど前に開発しました。クリップの素材はヘルメット等にも使用されるポリカーボネートを使用し、強度が高く当時は海外でよく使用されていました。時代は企業で名札を付けることが一般化しだした過渡期に入り、女性の社会進出や、個人のID化を図っていく目的で、マイティクリップは他と違って便利な点で評価が高く、広く普及していきました。

マイティクリップは、私が商品開発室にいた頃に企画しましたが、商品の企画はお客様の声に注意深く耳を傾けて、求めているものを模索し、素早く対応していかなければなりません。そのため、営業を兼任している者も含め、商品開発は社内全体で協力して行っています。完成した商品は、いかにして一流の問屋のカタログに載るかが売り上げを左右する大きな要素です。発行部数の多いカタログに集中して掲載されるよう常に時代のニーズを読み取った商品の提供を心がけています。

当社は、学童向けの商品にも力を入れています。近年、特にヒットした商品の中に、「キッズターナブル名札」という商品があります。キッズターナブル名札は、安全ピンを外さずに、必要な時に応じて名札部分を裏返すことで氏名や学校名を隠すことができる商品です。防犯意識の高い現代に、全国の小学校で注目を浴び、累計百万個を超すヒット商品となっています。この商品のもともとは、ある得意先のスーパーから「従業員が1日4回くらい休憩に入る際に、いちいち名札をはずすのが手間だ」という要望があったことがきっかけで、「それなら名札をはずさないで回転させて見えなくする商品をつくろう」と事務用タッグ名札(ターナブル名札)を開発したのが始まりでした。そしてその事務用に販売していた「ターナブル名札」が、時代の流れの中でニーズやターゲットを変え、新しく「キッズターナブル名札」として生まれ変わり、またヒットすることとなりました。
当社の幅広いラインナップは、ロングラン商品から、そういった時代の流れを経て違うニーズで再びヒットする商品まで数多く取り揃え、常に時代のニーズを読み取って柔軟に対応する姿勢が企業の力となっていると感じています。

2010年の11月頃からはアリババドットコムというサイトを活用し、海外へ市場を拡大しています。特に中国製品は日本製の1/7〜1/8の価格ですので、当社では、主要な部分を日本で製造することで実現している、「高い性能」をサイトでは強調し紹介しています。また、また、私はツイッターやフェイスブックも利用していますが、今までつながっていなかった人とつながりがもてるということですので、コミュニティ型のWebサイトをマーケティングツールとして活用していきたいと考えているところです。
今後もそういった取り組みを積極的に行い、時代のニーズをいち早くキャッチして、また新たな展開を仕掛けていきたいです。当社の幅広いラインナップは、ロングラン商品から、そういった時代の流れを経て違うニーズで再びヒットする商品まで数多く存在し、常に時代のニーズを読み取って柔軟に対応する姿勢が力となっていると感じています。

業界初のダブルクリップ方式を採用した、丈夫で便利な名札

創業50年余の文具事務用品メーカー。業界初のダブルクリップ名札「マイティクリップ」が注目を集める。
他、通学児童のプライバシー保護に役立つ「キッズターナブ名札」など斬新な商品を続々提案中。
株式会社西敬
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