
東大阪ブランド推進機構は、東大阪市が進める「メードイン東大阪ブランドCI運動展開事業」を推進することを目的に平成14年12月に組織された団体です。


森村金属株式会社
森村社長
デザイン性・施工性・メンテナンス性に優れ、駅舎やホテル等様々な場所に設置されている天井システムパネルを製造される森村金属(株)の森村泰明社長からお話を伺いました。

我が社は、上下で回転するコマの間を金属板が通ることで複雑で様々な形に成形される「ロールフォーミング」加工を得意とする会社です。横須賀の米軍基地に使用する天井パネルのジョイント部品をつくれないかという依頼をきっかけに、関西で最初にそれをつくり始めました。その取引を機に国内に製品が普及し、自社の得意分野を活かし、製品の付加価値を高めていこうと、当時はボードが主流だった天井を耐久性の高い金属板を使った製品を製造し、販売するようになりました。そこから我が社の独自の商品づくりがスタートしました。
我が社が考案した独自製品は、1つ1つきちんと特許を取得し、守っております。そのおかげでご依頼いただく設計事務所の設計士など、建築関係者のみなさまにはご愛好いただき、業界で「モリソン」というブランド名は定着しています。20年ほど前からは、当社製品の不燃性・安全性・耐久性・デザイン性・ユニット化といった特徴を評価していただき鉄道関係の駅舎の天井にも、それまでのボード天井に代わる金属天井パネルとして採用されるようになりました。当社の金属天井パネルは現場での施工がしやすいことに加え、メンテナンス性にも優れているため、公共施設などの建築にもご好評いただいております。
デザインに関しても、我が社で提案している既存の製品は非常にデザイン性を意識していることはもちろんのこと、それに加え、全ての工程を自社で行っているため、柔軟に対応することが可能です。例えば以前に有名な建築家の方が東京の某駅を設計される際、照明ラインをパネルの中に埋め込んだ凹凸のないすっきりしたデザインにしたいという細かな要望にもオリジナルの天井パネルをつくって提供させていただいたという実績もあります。このようにお客様の様々な要望を実現してきた姿勢が我が社の製品を選択していただくお客様の増加につながっています。

当社の強みは、得意とするロールフォーミングの加工を金型から設計することができることです。通常は10段からせいぜい20段くらいの金型を組み合わせてロールフォーミングを行うのが主流ですが、当社は30段まで組めるラインを保有し、1枚の鉄板で強度を保ったまま、非常に複雑な形状をつくりだすことができるため、他社が頭を悩ます設計で差が出る製品を次々と産み出しています。当社は、先代が金型を設計できる技術屋でしたので、私もそれを傍で見て教わってきました。今はテクノロジーが進化し、3D技術で以前より簡単に設計ができるようになりましたが、先代が育んできたモノづくりの職人技は、現代の技術力と合わせて習得するよう開発部門の社員には指導しています。
また、一つのラインを、金型を交換することで汎用的に活用し、省スペースの設備で多品種の製品を加工できることでも他社と差別化を図っています。

我が社には天井材以外に、もう一つの顔があります。
窓の目隠し「サンシャインウォール」と多機能補助錠「まもり〜の」という新製品です。天井関係とはまったく異なるカテゴリーですが、企業のもうひとつの柱に、生活に身近なものを取り入れたいという考えから、「住宅用品類」というジャンルの柱を立てて、社員にアイデアを募りました。「サンシャインウォール」「まもり〜の」はそこから生まれた製品です。社員からのアイデアで2商品の製品化を決定しましたが、新たなジャンルの開拓は非常に大変でした。ひとつひとつ課題をつぶし、私の方針である「できないという言葉は一切使わない」ということを念頭に、ごまかしではない開発を追求してきました。開発者が壁にぶつかったときは、考え方を切り替えるために通常とは異なる体験ができる場所へ行かせるようにしています。「仕組み」の開発時には、三重県の伊賀上野にある忍者屋敷等々、色々な所を見に行かせました。それで実際に課題がひとつ解決したんですよ。このように妥協をしないモノづくりは、きちんと評価として返ってくるもので、新たに立ち上げた「住宅用品類」というジャンルの柱も安定し、今では通販カタログを発行している会社から、次号の掲載ページを確保しておくから新しい製品をつくって掲載してほしいと期待の声までいただけるようになりました。

企業を、製品をつくるのは社員です。その為、人材の育成には力を入れています。中小企業ではまだ取り入れているところが少なかった5年ほど前から、行動指針のコンピテンシーを策定して取り組んできています。3年スパンのビジョンを示し、その期間の中で、従業員ひとりひとりが1年ごとに何をするのかということの目標を立てさせて管理をしています。社員の行動レベルは上がってきています。目標のすり合わせと評価は、社長である私が年3回直接に1人1人個人面談を行い確認しています。50名以上の社員1人1人の思いを真剣に聞くため、毎年3回あるこの時期は、私も10kgほど痩せてしまいますよ。しかし、この取り組みで社員の考えも良くわかります。 今後も会社を支える社員と共に新たな製品開発を行っていくためにもこれからも続けていきたい取組です。

外からの視線を遮る、
窓の格子に付ける目隠し
安心・防犯・快適をサポートする多機能補助錠
アルミ天井の新たな可能性
意匠性を損なわず天井裏の漏水を導く画期的システム
天井空間を自由に演出。メンテナンスフリーの天井材

金属建材一筋60年の技術とノウハウを活かし、快適な建築空間の創作をトータルでサポート。国内生産にこだわり、厳選された高品質マテリアルから機能美を追求した適材適所の建築創造材を生み出している。
森村金属株式会社
〒578-0912 東大阪市角田1-8-1
TEL : 072-962-7321
FAX : 072-965-6954
E-mail : mail@morison.co.jp
URL : http://www.morison.co.jp
