熱きモノづくり企業の顔

森村金属 株式会社
森村社長、山岡専務

デザイン性・施工性・メンテナンス性に優れ、駅舎やホテル等様々な場所に設置されている天井システムパネルを製造される(株)森村金属の森村社長、山岡専務からお話を伺いました。

森村金属 株式会社

代々、大切にしてきた設計技術を強化して、独自の製品を開発しています。

オンリーワンの製品づくりのきっかけ

我が社は、上下で回転するコマの間を鉄板が通ることで複雑で様々な形に成形される「ロールフォーミング」加工を得意とする会社です。横須賀の米軍基地に使用する天井ジョイントをつくれないかという依頼をきっかけに関西で最初に天井ボードのジョイント部材をつくり始めました。その取引を機に国内に製品が普及し、自社の得意分野を活かし、製品の付加価値を高めていこうと、当時は石膏ボードが主流だった天井ボードを耐久性の高い金属板を使った製品を製造し、販売するようになりました。そこから我が社の独自の商品づくりがスタートしました。

我が社が考案した独自製品は、1つ1つきちんと特許を取得し、守っております。そのおかげでご依頼いただく設計事務所の設計士など、建築関係者のみなさまにはご愛好いただき、業界で「モリソン」というブランド名は定着しています。20年ほど前からは、当社製品の不燃性・安全性・耐久性・デザイン性・ユニット化といった特徴を評価していただき鉄道関係の駅舎の天井パネルにも、それまでのコンクリートに代わる天井パネルとして採用されるようになりました。当社の天井パネルは現場での施工がしやすいことに加え、メンテナンス性にも優れているため、公共施設などの建築にもご好評いただいております。
デザイン性の部分でも、我が社で提案している既存の製品は、非常にデザイン性が高いことはもちろんのこと、それに加え、全ての工程を自社で行っているため、以前には有名な建築家の方が東京の駅を設計される際、照明ラインをパネルの中に埋め込んだ凹凸のないすっきりしたデザインにしたいという細かな要望にもオリジナルの天井パネルをつくり提供させていただいた実績もあります。このようにお客様の様々な要望を可能にしてきた柔軟な対応力が我が社の製品を選択していただくお客様の増加につながっています。

代々設計を大切にしてきました

当社の強みは、得意とするロールフォーミングの加工を金型から設計することができることです。通常は10段からせいぜい20段くらいの金型を組み合わせてロールフォーミングを行うのが主流ですが、当社は30段まで組めるラインを保有し、1枚の鉄板で強度を保ったまま、非常に複雑な形状をつくりだすことができるため、他社が頭を悩ます設計で差が出る製品を次々と産み出しています。当社は、先代が金型を設計できる技術屋でしたので、私もそれを傍で見て教わってきました。今はテクノロジーが進化し、3D技術で以前より簡単に設計ができるようになりましたが、先代が育んできたモノづくりの職人技は、現代の技術力と合わせて習得するよう開発部門の社員には指導しています。
また、一つのラインを、金型を交換することで汎用的に活用し、省スペースの設備で多品種の製品を加工できることでも他社と差別化を図っています。

開発では「できない」という概念を排除

我が社には天井材以外に、もう一つの顔があります。
我が社で販売している多機能補助錠「まもり〜の」という製品がその一つです。天井ボード関係とはまったく異なるカテゴリーですが、企業のもうひとつの柱に、生活に身近なものを取り入れたく、「住宅用品類」というジャンルの柱を立てて、社員にアイデアを募りました。「まもり〜の」はそこから生まれた製品です。社員からのアイデアで「まもり〜の」をつくることを決定しましたが、新たなジャンルの開拓は非常に大変でした。ひとつひとつ課題をつぶし、は私の方針である「できないという言葉は一切使わない」ということを念頭に、ごまかしではない開発を追求してきました。開発者が壁にぶつかったときは、考え方を切り替えるために通常とは異なる体験ができる場所へ行かせるようにしています。「まもり〜の」の開発時には、三重県の伊賀上野にある忍者屋敷を見に行かせました。それで実際に課題がひとつ解決したんですよ。このように妥協をしないモノづくりは、きちんと評価として返ってくるもので、新たに立ち上げた「住宅用品類」というジャンルの柱も安定し、今では通販カタログを発行している会社から、次号の掲載ページを確保しておくから新しい製品をつくって掲載してほしいと期待の声までいただけるようになりました。

社員と共に歩む会社であるために

企業を、製品をつくるのは社員です。ですので、人材の育成には力を入れています。中小企業ではまだ取り入れているところが少なかった5年ほど前から、行動指針のコンピテンシーを策定して取り組んできています。従業員には3年スパンのビジョンを示してもらいその期間の中で、ひとりひとりが1年ごとに何をするのかということの目標を立てさせて管理をしていますので、社員の行動レベルが上がってきています。目標のすり合わせと評価は、社長である私が年3回直接に1人1人個人面談を行い確認しています。50名以上の社員1人1人の思いを真剣に聞くため、毎年3回あるこの時期は、私も10kgほど痩せてしまいますよ。しかし、この取り組みで社員の考えも良くわかります。 今後も会社を支える社員と共に新たな製品開発を行っていくためにもこれからも続けていきたい取組です。

この認定企業の製品
  • 森村金属株式会社
  • スライドパーテーション
  • 今までの可動式パーテーションにおける不満をすべて解消した万能パーテーション

  • 森村金属株式会社
  • まもり~の
  • 安心・防犯・快適をサポートする多機能補助錠

  • 森村金属株式会社
  • 導水システム天井
  • 意匠性を損なわず天井裏の漏水を導く画期的システム

会社概要

金属建材一筋60年の技術とノウハウを活かし、快適な建築空間の創作をトータルでサポート。国内生産にこだわり、厳選された高品質マテリアルから機能美を追求した適材適所の建築創造材を生み出している。

森村金属株式会社

〒578-0912 東大阪市角田1-8-1

TEL : 072-962-7321

FAX : 072-965-6954

E-mail : mail@morison.co.jp

URL : http://www.morison.co.jp

上記内容は東大阪ブランドの共通方針掲げたポリシーに沿って取り組む企業活動の一部です。
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